はちおうじ災害に備える会共催連続講座

はちおうじ災害に備える会共催連続講座

NPO法人防災・災害ボランティアかわせみ主催/はちおうじ災害に備える会共催連続講座へ。
激甚化する水害に備えて、地区防災計画をみんなでつくることを進めることを念頭に開催されている中、今回は「ハザードマップで観えないリスク」。
オンラインでも市内外全国から参加者。
ハザードマップは、外水_洪水(河川氾濫)や高潮・津波を基軸に作成されている中、内水_下水道、用排水路等の氾濫が、必ずしも折り込まれていないことを踏まえて、講演。
数々の図表、明治時代からの旧河川の地図や治水地形が示され、水がどう流れていくか、そうした中で、河岸侵食、建物基礎の河川地面がほられ家屋倒壊の危険や危険性が高い地域など示されました。

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災害対策本部が設置される市役所の場所からの懸念も。
近年、集中豪雨・台風性豪雨などが度重なり、線状降水帯が形成される中で、短時間に、繰り返しに、一気に水量が増す状況の中、到達時間と流出時間踏まえての対策も不十分であったり、土砂崩れや桁下不足の場所など、様々にハード面での改良が必要であることを認識。
また、ソフト面の体制整備に関しても、例えば市区町村の首長が避難に関して発するにあたり、流域が広い河川は、国交省・気象庁から情報が集まるも、そうでない河川は情報が少なく、10分で3mも上昇する中で適時に勧告/指示できない状況にあること。
今もなお、これまでの長年の対応の上にあり、なおこれからも不断に貯留浸透施設の増設など氾濫させない改良を続ける必要とともに、情報をどう共有していくか。
また、河川管理と下水道管理の所管縦割り故に、双方貯留施設があれば溢れることを防止し得る手法あるにも関わらず進まないこと等。
或いは、大水害は半世紀毎生じており、災害後復旧にあたって、例えば、浸水家屋の床や壁を剥がさないとカビだらけの家屋になる中、専門ボランティアの活動が重要な役割を果たしている中でどうこれを公共として支えるか、等、様々課題が湧き起こり、対応してまいりたいと思います。気づき多い時間でした。
下水道など社会インフラが、高度成長期に一気に整備される中、老朽化、更新時期を迎えている中、この対策も急がれます。

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